▲主にソウル,釜山など韓国の大都市で日本関連のデモが続出している。
▲韓国を訪れる日本人はデモが行われている場所に近づかないなど慎重に行動し、無用のトラブルに巻き込まれることのないよう注意すること、外出の際の不測の事態に巻きこまれることがないよう周辺状況に注意を払うこと。
▲日本外部省の海外安全ホームページ、韓国駐在日本大使館ホームページおよび釜山駐在日本領事館ホームページ、現地報道など最新情報の収集に力を努めること。
▲万一に備え本人の日程や連絡先をお知らせすること
などを主な内容として盛り込んでいる。
<リンク>
韓国:日本関連デモ・集会に関する注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2019C090.html
これに対応して、韓国外交部も翌日の8月5日から韓国民に'日本国内の嫌韓集会デモの場所に訪問を自制して身辺安全に留意せよ'という内容の安全メールの発送サービスを開始した。
この話から始めることにする。
■公知の根拠
日本外務省は
△この7月、日本大使館で発生した車両突進事件、△釜山(プサン)で発生した日本総領事館での大学生デモ事件、△ソウルと釜山での大規模な反日デモなど三つの事件を公示の根拠にしている。
根拠とする事件の内容だけを見ると,今韓国では日本に対するおびただしい敵愾心で,あたかも日本人に対して今すぐに何か危害を加えるそうな雰囲気だ。 しかし,事件の面々をよく見ると韓国を訪問する日本人が心配するほどのことではないという点を容易に理解できる。
車両突進事件は7月19日に発生した。 各メディアの報道によると、車で日本大使館に突進した人は70代の老人であり、彼の義父さんが、日帝強占時時代の強制徴用被害者であると伝えられている。 その老人は亡くなった。
このニュースを聞いた多くの韓国人は彼の死を残念に思っている。 多くの人は彼の気持ちを十分理解していると言っている.
しかし、その老人のそんな行動について誰もよくやった、あるい彼の勇気をほめるという表現は使っていない。 むしろ「そうすべきではなかった」という見解が主流を成している。 もちろん,これには高齢の老人の死に対する哀悼の意も含まれているが、私たちの反日がこのようなやり方ではならないということが,より大きな理由として働いているのである。 老人の心情は理解できるが,方法には同意しない韓国人がほとんどだと言っても過言ではない。 このようなことがまるで繰り返して発生することのように考える必要もなく、韓国人の一般的な情緒であろうと考える必要はなおさらないだろう。
釜山総領事館の学生デモ事件は小さな事件だ。 これは7月22日午後2時30分ごろ、釜山東区の日本総領事館内部の図書館で男女大学生6人が反日スローガンが書かれた携帯用フランカードを持ち、スローガンを叫びながらデモした事件だ。 彼らは「主権侵奪安倍糾弾」という文句が書かれた長さ170メートルほどの垂れ幕を塀の外に掲げために試みたが、失敗した。 これらの大学生や彼らの連行を阻止した社会運動家1人など計7人が警察に連行されたが、釈放された。 これも日本人に対する危害とは何の関係もない小規模な奇襲デモ事件だが、このようなデモが日本人旅行者にどのような危害を加えられるかについては、下のデモ現場の写真を見て、日本の読者が直接判断することを望む。
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奇襲デモに加わった生徒の一人が携帯用フランカードを広げており,その周りを警察が取り囲んでいる。
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これくらいじゃないと大規模デモと言えないのだが,
この程度だから韓国人が体感する大規模デモとは距離がある。 とにかく大規模デモを経験しなかった日本人としては、この程度の反日デモ規模に対しても驚きと恐怖を感じることもまた無理ではないだろう。
しかし、日本人としてはさらに驚くべきことがある。 写真をもうひとたびみてほしい。 これがよく考えられる暴力的なデモの場面だろうか。 このように秩序があって平和なデモを日本人たちは見物でもしてみたのだろうか。 日本人だけではない。 2017年ドイツで行われた「G20首脳会談」反対デモではどうしたか? 車両は燃え、通りは暴力が横行したデモではなかったか 先進国ですら通常の大規模なデモは直ちに統制されないデモと同義語であり、ほとんど常に暴力につながっているのではないか。
2017年7月、ドイツで発生した「G20首脳会談」反対デモ、韓国はこのような暴力デモ文化をとっくに卒業した
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しかし,韓国でのデモは違う。 韓国のデモには暴力がない。 韓国はそのような国ではない。 韓国デモ現場の写真を見て驚いた日本人がいたら、もっと驚くべき事実を話してあげる。 先の大規模なデモの写真は当時、朴槿恵(パク・グンヘ)大統領の退陣を要求する光化門(クァンファムン)デモだった。 当時、最大規模をどのメディアは100万人程度と、また他のメディアは200万人に上ると推算した。 100万人であれ200万人であれ重要なのはそのようなことではなく、当時、数回にわたる – 2016年10月と11月にはほぼ毎週の週末ごとに似た規模のデモがあった - 大規模のデモであったことにもかかわらず、たった一件の暴力事態もけが人も発生していないという点だ。 これが日本人が憂慮する韓国のデモ現場だ。
韓国だからといって,一時,暴力のデモ文化がなかったわけではない。 しかし、韓国のデモ文化は持続的に進化してきており、2008年五月李明博(イ・ミョンバク)大統領の在職当時、米国産牛肉輸入反対大規模デモで発生した一部の暴力事件を最後に韓国のデモで暴力は完全に姿を消した。 韓国のデモ文化の進化については、改めて詳細に扱うことにする。 おそらくその過程で,日本人が誤解しやすい韓国での保守と進歩勢力,さらには極右と極左派に対するそれぞれの利害関係と政治的プラットホームを話すことになるだろう。
話が出たついでに、日本人が驚くほどの事実をもう一つ話してみたい。 朴槿恵退陣に向けたデモであれも反日デモであれも、このすべてのデモには事実上主導者がないということだ。 いや、主導者がいるなら、それは参加した市民そのものが主導者だということだ。 各市民団体や運動団体が参加することはあるが、誰もデモそのものを扇動的に主導することはできない。 彼らの最大の役割は、せいぜい市民に代わって集会許可の手続きを代行する程度だ。 一時、韓国の極左派勢力が大規模デモを主導しようとしたことがあり,それが若干の暴力事態につながったことがあったが,その最後が米国産牛肉の輸入反対デモと関連したものであった。 これ以降、社会的イシュー関する韓国でのデモは、国民の自発的主導で行われており、これで韓国国民すべてが、平和的方法そのものをデモの最も重要な要件の一つと受け止めている。
日本外務省が韓国旅行と関連して憂慮を表明した根拠は、事実上、韓国を旅行する日本人旅行者に杞憂に過ぎない。 デモの現場に近づいても、韓国人から危害を受ける可能性はまったくないと見てもかまわない。 あなたが韓国であれ日本人であれ、平和的なデモをしている人々に危害を先に加えなければ、彼らもあなたに危害を加えない。 これは韓国のデモ文化において不文律だ。 もし誰かがあなたに日本人という理由だけで危害を加えるなら、その事件はSNSを通じて直ちに多くの人に知られるようになり、その人は言葉では表現できない困難に直面するだろう。 これが韓国だ。
韓国人は,反日本と反日本人に対する区分が非常に明確だ。 また、全国民としての抽象的な日本国民への反感と、具体的個人としての日本人への反感の違いを明確に区分している。 これについては、次のポスティングで扱うこととする。



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